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絞るとピントが手前に移動する?!

PENTAX K200D+WELTBLICK AUTO SUPER 55mm F1.7

本日は少々嗜好を変えた取り組みを。
通常遠景を撮るときは若干絞ります。
F5.6~F8が回析現象も気にならず、解像感も悪くない
いい領域なんですが
無限遠が無限遠で撮影できない怪奇現象が起こります。
最近、日が落ちた後ISO感度を上げてイルミネーションなどを撮影するときに
よく開放撮影を行うようになりました。
そのときは問答無用で無限遠にしないと無限遠が出ないのです…
日も暮れてき手からの撮影だったのでそのあたりを検証してみました。

○一枚目
F5.6 にて。
フォーカス位置は∞(無限遠)
若干甘め。ソフトフォーカスであるといえばそれまでですが…なんか違いますねw
シャッター速度は遅いのですが手振れ補正機能のおかげで手振れも目立ちませんf^^;

ファイル 375-1.jpg
◆DATA
Tv=5.6 Sv=1/13sec ISO=100 DATE=2009/12/13 ナチュラル
手ぶれ補正ON(55mm設定) 手持ち
PENTAX PHOT LABOLATORYにて現像

○二枚目
F5.6にて
同じ被写体を撮影。
フォーカス位置は10mよりちょっと無限遠より。
ほぼクリアだと思うのですが…
無限遠というには大分手前にきました。
ファイル 375-2.jpg
◆DATA
Tv=5.6 Sv=1/13sec ISO=100 DATE=2009/12/13 ナチュラル
手ぶれ補正ON(55mm設定) 手持ち
PENTAX PHOT LABOLATORYにて現像

○三枚目
F=1.7(開放)にて
一気にボケました(爆
三脚固定じゃないのでほかの要素も否定はしませんが
ぼけぼけのほわほわです…
プレビュー画面ですらわかると思われます。
ファイル 375-3.jpg
◆DATA
Tv=1.7 Sv=1/30sec ISO=100 DATE=2009/12/13 ナチュラル
手ぶれ補正ON(55mm設定) 手持ち
PENTAX PHOT LABOLATORYにて現像 リサイズ

○四枚目
F=1.7(開放)にて
フォーカス位置を∞(無限遠)に。
かつっとあたるまで。
即ちAFの無限遠…見事に線が細くしまりました…
あれ?(汗
ファイル 375-4.jpg
◆DATA
Tv=1.7 Sv=1/30sec ISO=100 DATE=2009/12/13 ナチュラル
手ぶれ補正ON(55mm設定) 手持ち
PENTAX PHOT LABOLATORYにて現像

総括
ピントが移動してます(;´Д`)
絞ると手前に来るのはなんでやねん(。_)。

コメント一覧

アントニオ 2009年12月14日(月)13時29分 編集・削除

こういうケースの球面収差補正に関して私も調べてみますね。

めーふぁ@気楽亭 2009年12月14日(月)20時25分 編集・削除

不思議な現象ですよね…やっぱりf^^;

CHINONも同じ傾向を持ってます。

やまがた 2009年12月14日(月)21時14分 編集・削除

まず
50mmF1.7の開放だと
結構どのレンズも甘い画質だと思ったほうが良いです。
それを頭に入れておいて・・・

画質を対比するときはまず三脚固定が良いです。
そして下の2枚の件ですが
無限大のピント合わせは相当に難しいです。
MFなら拡大鏡(マグニファイアー)を使わないとダメですが
デジタルなら、ほんの少しずつピントを変えながら
撮影すると良いです。
(最近のAFは、無限大以上にピントが回ります)
AFのセンサーは当てになりません。

うちにある14mmのAFレンズは
解像度がどうも甘いと思ってましたが
ピントが合ってないことが後で判りました。
被写界深度ってよく言いますが
あれは拡大率が小さい場合にピントが合っているように
見えるという事で
決してピントが合うという話では無いです。

そして
拡大率を上げていくと
レンズの性能も判りますし
レンズの個体差(精度の有無)も見えてきますよ~~~笑

めーふぁ@気楽亭 2009年12月14日(月)21時41分 編集・削除

○やまがたさん
コメントありがとうございます


え~
まずわかりにくい表現でごめんなさい。
このレンズはAFなんて関係ありません。
M42マウントのMFレンズです。

尚、AFレンズで現在納得して実用にできているのはDA40mmF2.8Ltdのみです。

閑話休題

まず描画が甘いのは正直どうでもいいんです(笑

このレンズは球面収差が不足しているれんずであります
とても過剰な写りや過剰気味のボケ味じゃないようですし…
ソフト気味な写り味なのだから普通は球面収差補正不足なんじゃないかとf^^;

レンズの特性上絞り込むと後ろに、性格には本来のピントに移動していきたがるはずなのですが
この領域では逆現象を引き起こしています。

それがなんというか、目下最大の謎なんです。

コーマが異常に出る
球面収差は明らかに不足している
そのほか変な収差が絶対にある(マテ
という収差特性の変異によるものなのかなんなのか…
さ~っぱりわからん変な特性なんですよ。これf^^;
画質よりもピントの話なので…

アントニオ 2009年12月17日(木)10時34分 編集・削除

個人的には本当にミステリアスで好きな玉ですねえ、、
まったくうらやましいといったらないです!
とにかく、あっちこっちに方向ばらばらで尾を引くのは
コーマなのでしょう。けれど、焦点面のコントラスト最高点と解像力最高点の複雑な齟齬は、説明の言葉がないのです。

めーふぁ@気楽亭 Eメール 2009年12月17日(木)20時51分 編集・削除

えと
これ(で)素直なWELTBLICKのほうですよw
本当に不思議ですね…
ペトリ系レンズって狙いすぎだと思います(笑